みなさんこんにちは
まずは土曜日ですが、ノーツリです。
で、本日日曜日もノーツリです。
二日間の報告はそれぞれ一行で済んでしまう、へら師としては何とも物悲しい週末であります。
冷え込みました。
特に今朝ほどは・・・、車の気温計では-9度とのことでありましたので、まあ相変わらず雪は少ないのではありますが、完全に冬になってしまったようであります。
雪が少ないといっても、これは札幌限定のお話であります。
岩見沢市などでは、ものすごい量のそれが『堆き』で、市民の往生を生んでいるようであります。
以前に気象予報士が、「風向きで岩見沢に降ったり、札幌に降ったりする、どちらかに降れば他方は降らない」と聞き及んだことがあります。
「本来なら?札幌に降るべき雪が、風向きで殆ど岩見沢に降った」といった現状なのではと推測します。
ままっそれでも、今後は徐々に辻褄があってきて、昨年のような極端な小雪にはならないのでしょう。
雪かきは大変ですが、毎年並みの雪はやはり自然の摂理を安定させるために必要不可欠な因子なのだろうと、思うところであります。
実は、まあ冬眠状態の管理人ですが、暇と一緒にフラシを繕っております。
以前に手掛けていた尺半フラシを徐々に編み上げているのですが、昨夜時点では6~7割方の道中であります。
このフラシ編みは、最初に底面のへそ部分から網始めます、まずはへそになるステンレスのOリングから、目を作っていき、増やしながら放射線状に編み進めていき底が出来上がると、最初の金具を付けます、ここのサイズがそのフラシの最大サイズになるのですが、市販のものは直径で39~40cmほどがレギュラーサイズになりますか。
で、管理人もそうしたサイズを作るのですが、持ち運びは大変ですが、フラシそのものは、大きい方が魚は傷まないことは至極当然であります。
ですので、過去に1枚だけ尺半サイズのフラシを作ったのですが・・・。
正直懲りました。
なぜか?
兎に角、ものすごい労力が増すからなのであります。
39~40cmのレギュラーサイズで底の一番目数が多い部分では、140~150目ほどですが、尺半になると180~200目近くになるのです。
目を一段編み上げる時間が、40cmサイズだと40~50分、尺半サイズだと60分から70分・・・。
で、特に時間がかかるのが、金枠を入れるところと、入れた直後から2~3目ほど、ここは従前の2~3倍の労力がかかりますし、この部分は一気に仕上げないと・・・、なぜかは不明ですが糸が自然と緩んでくることが多いのであります。
ですから、この金枠を入れる前後は「気付けば夜中の3時」などと言ったことになります。
糸を締め上げる力も平素の5割増しになるので、手指の関節は悲鳴を上げることになります・・・。
「買った方が良い」これは明らかです、また手すきのフラシが良いものだと7~8万円するといったことも、その労に照らし合わせれば納得なのであります。
ただねー、それでも編む、編む、編む・・・、の果ての完成!!
金枠と金枠の間が25目ほど、それが5段で・・・、更には一段当たりの網上がり時間、ガラガラポンで概ねの一枚当たりの労働時間は算出できるのですが、まあ野暮いので止めておきます。
兎に角、編み続けさえすればいつかは完成するんですから、曰く「百里の道をいく者は、99里をもって半ばとせよ」、最後の金枠を入れる瞬間に、「ああ道半ばまでやっと」そんな思いをできるのは果たしていつになるやら、しかも、この冬ごもりの間にもう一枚完成させなければならず・・・、道は果たして未だ一里といったことになるのかもしれません。
とはいえ、もう一枚のフラシは40cmサイズですし、現在進行形のフラシも実は上に行くにしたがって、『すぼめる』わけですから、現在の目数は一段112目です、金枠から離れると一段30~35分で丁度一段編み切ると一息といったことですので比較的ストレスフリーのお仕事になります。
底から編むことで「上に行く程楽に感じる」のであります。
道中の写真をアップしておきます。
所望があれば、編み始めからお教えしますが、念のため「買った方が」、あるいは管理人のような、お人よしを見つけて貰う方が・・・。
それでも、管理人は編む、そこにフラシが有るから・・・、のココロダー