昭和には様々な私的なファンクラブが存在していました。
その代表的なのが、現ドクトル・ルチャこと清水勉氏が主宰した「エル・アミーゴ」です。
ファンクラブと言うよりマスカラスの私設応援団と呼べるほど、マスカラスと近しい関係だったように思います(来日の際に警護や試合の入場でもガードしていたような・・・。)
画像は、エル・アミーゴの会報で、1978年11月9日発行の第19号です。
ドス・カラス初来日でマスカラス兄弟が揃い踏みのため、熱心に追跡・特集されております。、
マスカラスが各会場で使用したオーバーマスクの紹介などは資料的価値も高いです。
文章は全て手書きで、謄写印刷だと思います。
アナログ感満載ですが、味わい深いのと、当時の会員の熱がとても伝わってきます。
この年の年末を持ってエル・アミーゴ解散予定で第20号がラストになると記されています(清水氏のゴングへの就職のため?)。
この手の会報は、古書店などであまり扱われるような物ではないので、残存している物も少なくとても貴重な物に思います。